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もう一度、はじめから。(2)

前回のつづき。

ベリー海の浅瀬で数年もパチャパチャ水遊びしていたワタシ、
本格的に海に潜ろうとついに一念発起。
3月から、本格的にベリーダンスを習うことにした。

自分の性格上、自宅から通うのにメンドクサイ立地にあるところは、
確実に行くのがいやになるという理由で(ここ大事だよ!)、
地元駅近辺か、定期券で通える範囲で探すことにした。
交通費もバカにならないからな。

いくつか候補を見つけたのだけれど、どうにも腰が上がらない。
いいなと思っても、ワタシの通える曜日のスケジュールでは初心者クラスがなかったり。
やたらイベント参加ばっかしてるところだったり。
特に紹介写真で、お揃いの衣装ばっか着てるとこも避けた。

イベント参加はすごくお金がかかるのだ。参加費もレッスン費もだが、何より衣装が高い。
「各自手持ちを駆使してなんとかしてね」とかなら安物かき集めることも出来なくないが、
「全員で衣装そろえよう♪」とか言い出された日には地獄だ。
衣装だけで数万飛んでいく。

場合によっては参加費と称して観客確保のためにイベントチケットを購入させられ、
「友達に売りつけてね!」なんてところもある。
オソロシイ。ああなんてオソロシイ。

ワタシに売りつけられる友達がいるとでも!!???!!?

ていうか、チケット売りつけるって、良くて数回じゃない?
何年も続かなくない?
またあいつチケット買えって言ってきたよ、みたいな、
宗教とかマルチの勧誘みたいな目で見られなくない???????

もちろんイベントは強制参加ではない。出る出ないは自由だ。
自由だが、必然的にレッスン内容がイベント向けにかたよるので、不参加者はちょっと肩身がせまい。
いたら出ざるを得ないし、踊りを覚えれば出たくなるに決まっている。

あと、出来るだけ1クラスが少人数制のところを探したい。
ここ重要。本当に重要。

大人数のところは、一人一人丁寧に見てもらえないというのもあるし、
レベル差が開いて、ついていけない者は無情に置いてかれる。
世界はできない者に合わせはしないのだ。

ただでさえ「すでに出来上がったグループに後から入る」という
豆腐メンタルにとって死にも等しい試練が待っているのに、
アウェイ感ただよう大人数の中でついていけずにワタワタするとか、
自信喪失して泣き帰る未来が見えている。

というか実際、去年の初夏に一瞬だけ通ったスクール系クラスがそうだった。

開始10分で半泣きになって、レッスンを受けた。
超入門クラスだというのに基礎の時間が少なく、なんか難易度高い振り付けがどんどん進んでいった。

その後、残りのチケットでヨガクラスとフラダンスのクラスに数回出て、チケット残量が己の通える範疇を越えた時点で辞めた。
(所持チケット内なら、どの系列校、どのジャンル、どの曜日、どのクラスに通ってもいいとこだった)

ダメなら辞めればいいだけだが、ポンポン変えては入会金がもったいない。
無駄に挫折感と敗北感も積まれていく。

それに、せっかく本格的にオリエンタルダンスをやるのだから、
文化やアラブ音楽のことなども理解している本場に近いダンサーさんから教わりたい。

大変に生意気な思考だが、子供の頃、
家元の直弟子の先生に琴を教わり、家元のお宅で練習会などに参加していた経験が尾を引いて、
カルチャースクールや傍系のお教室との、教われる内容、触れられる世界の違いを考えてしまうのだ。
(もちろんそれぞれが素晴らしい先生なのは理解している)


とにかく決断は、慎重に下さなければならない。


だらだらサイトを検索を繰り返しても
過去候補にあげたところを見返しても、
行きたいところが見つからない。
どんどん時間がすぎていった。

そんなある日。

天啓が舞い降りた。

「乗り換えなしなら良いのでは?」

幸いにして今の家に越してきてから、地元駅から会社まで電車1本である。
ただでさえ、バスで地元駅に出るというメンドクサイミッションをこなしているのに、
さらに乗り換えるとかメンドクサイメーターが一気に跳ね上がる。
考えただけで行く気がしぼむ。

だが、地元駅の沿線上ならばどうだろうか。
とりあえず電車に乗りさえすればいいのだ。

さすればあとは、20分だろうが1時間だろうが、座ってれば目的駅に運んでもらえるのだ。
なにそれ超楽じゃない?

むしろなんで今までその発想が出てこなかった?

よし、捜索範囲を先まで伸ばすのだ。

すると、1つの記事が目に留まった。
とある先生のレッスン紹介の記事だった。

創設者の先生は中東系アメリカ人のダンサーさんで、日本に来て15年。
少人数制で、なんと英語でレッスンのクラスがあるとか。
ダンス習いながら、英語の勉強にもなるよ!みたいな記事だった。
なにそれしゅごい。
お教室のサイトも見にいったが、かなり本格的に教われそうなところだった。

基本は月謝制だけれど、単発チケットもOK。
相場より若干高かったが、飲み物、ヒップスカーフや小物などのレンタル料込というので妥当だろう。
仕事で毎週は通えないかもしれないワタシでも、単発で予約していけば、イケる。

さっそく体験の申し込みをしてみた。

スタッフの先生から帰ってきたメールは、主催の先生の英語クラスだった。
英語わからなければ、日本語クラスも紹介できますよ、と添えられていた。

英語も勉強できるよ、じゃねえ!
英語がデフォじゃねえか!ぎゃーーーーー!!!


どこにも通えない間、うだうだとyoutubeさんとか海外版のDVDで自己流で練習してきたワタシ。
英語がわからなくても、動きを真似すればいいじゃん?
とか甘っちょろいこと考えていた、そんな時代がありました。

はっきり言おう。浅はかだった。

(ちゃんと教わり始めた今だからこそわかるが)
インナーマッスルの使い方がなにより重要なベリー。
どこの筋肉をどう動かして、重心はどこを意識するか、
姿勢をたもつのに力を入れる場所はどこか、あるいは力の抜き方はどうするか。

たとえ言葉がわかっても一朝一夕では身につかんし、説明も複雑だ。
見よう見まねでは、そこらへんの最も大事な部分が抜け落ちてしまう。

がっつり基礎をやりたいのに言ってることがわからんのでは意味がない。
日本語クラス(日本人)を紹介いただいて、体験に行ってみることにした。



当日、指定された場所に行っておどろいた。

個人宅だった。


通常、ベリーのお教室はどこかのビルを借りているか、時間貸しのレンタルスタジオをキープしているところが多い。
個人宅もないわけではないが、たいていはプライベートレッスンとして使用されるので、非常に割高だ。

あー。あー。なつかしいこの感じ…!
なんかお琴習ってた頃を思い出すね!
習い事といえば、個人宅!

お家のドアを開けた。
お部屋の1つが、鏡張りのレッスンルームになっていた。

日の当たる窓際の床には、おネコさまが日向ぼっこをしていた。


ぬこおおおおおお!!!!

ヌッコオオオオオオオオオ!!!!!


よし決めた。ここだ。ここしかない。
ぬっこがいる教室に、悪い教室はない。

主催の先生が、英語でぬっこの名前を教えてくれた。そこだけは聞き取れた。
やったぞワタシ。小さな一歩だが大きな前進だ。

おネコさまに目を奪われているうちに、マグカップを渡された。

?????

「はい、こっからなんでも好きなお茶いれてね」


キッチンの隅に置かれたカラーボックスに、
電気ポットと幾種類ものお茶パックやコーヒースティックが用意されていた。
各自で勝手にお茶入れて飲む制度らしい。
なんなら夏は冷蔵庫にお茶も冷えている。もちろん勝手に開けて勝手に注ぐのだ。
(レッスン中の水分補給も兼ねている)

ああもう好き。ここ好き。


まだ体験始まってないけど、
なんかもうここ来るために今までうだうだしてた気がする!!!


最高にゲンキンでなんとも都合の良いことを考えながら、
いざ体験レッスンが始まったのであった。


次回へつづく!(たぶん!)


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Posted by  tsgmi on 29.2018 ベリーダンス   0 comments

プロフィール

 tsgmi

Author: tsgmi
はぐれ魔女。
あるいは、矛盾の錬金術師。
本業は編集デザイン。
たまに、ないると名乗ります。

ときにカード鑑定してみたり、天然石やハーブをつかって妖しげな術をしてみたり。
たいていワタシのほうが右往左往しています。何か手助けが必要な際は、遠慮無くお声がけを。

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